こんにちは!バツイチ子なし男のけいたです!秋っていいですね!外に出ても風が気持ち良くて何だか気分が上がります。
さて、今回は他人に離婚したことを告げたときに責められたり、引かれたりしたときの対処法について書きたいと思います。まあ対処法というほど大げさなものではないんですけどね・・・(笑)
まず、誰かに離婚したことを告げると大体驚かれます。まあ、そりゃそうですよね。今までは既婚者で通っていたわけですし、関係が悪くなっていたとしてもわざわざ途中経過を逐一報告するわけありませんからね。
で、驚かれるところまでは良いのですが、中には離婚内容や離婚理由を必要以上に詮索してきたり、離婚したこと自体を責めてきたりする輩がいます。まあ、それも今となっては慣れてしまいましたので、ワイドショーが好きな人の心理みたいなものかな?と自然に受け流すようにしていますが、離婚したてのころは色々と傷つくこともありましたので、そんなときの心境を紹介したいと思います。
目次
信頼している人から言われた一言
けいたは離婚後食欲がなくなってしまった時期、信頼していた先輩にその時の心境を話したことがありました。このとき、まだ相手に対する愚痴なども残っていたのですが、自分の至らなさにも気づいていましたので、自分を責めたりもしていたのです。すると、
なーんだ、自分でわかってるんだったらいいや!
と言われ、バッサリと会話を切られたことがありました。
その瞬間、予想とは違うことを言われたため、けいたは呆然と立ちすくんでしまったのでした。もしかしたらその先輩はけいたが愚痴を言い出したら説教でもしてやろうと思っていたのかもしれません。でも、別に特別何かアドバイスをして欲しかったわけではありません。ただただ話を聞いてほしかっただけだったんだと思います。
その先輩は凛としたとてもしっかりされている方で仕事面でけいたは尊敬していたのですが、それ以来少し近寄り難くなってしまったのでした。このとき初めて気が付いたのですが、けいたは結婚や離婚を経験するまであまり落ち込むことがなく(もちろんストレスを感じることはたくさんあります)、割と安定した精神状態だったのでその人の力強さのようなところを慕っていたのだと思います。でも、それは見方を変えれば落ち込んでいるときには刺激が強すぎるという意味にもなります。
こんなことなら打ち明けなければよかった・・・。
このときはそんな風に思っていました。
まあ、当時のけいたは傷心しきっていたので、ちょっとあの時は過敏になっていたかな?なんて今では思えますが、それでも至らない点は何だったのか自分を省みていただけなのに、「そうだよ、あなたのここが悪いんだよ」と念を押されるように言い返されたことで気分はさらに落ち込んでしまっていました。
離婚=悪ではないので何も言い返さなくてもいい
まず、離婚したことを責められたり、馬鹿にされたり、引かれたりしたとしても反発しない方がいいです。売り言葉に買い言葉になってきりがありません。言葉の力はあなどれないため、人間って一度言われて傷ついたことをいつまでも根に持つなんてことはよくありますが、本人たちも悪気があって言っているわけではありませんし、言い返したところで面倒くさがられるだけです。そのことだけを切り取ればとても良い人柄の可能性だってあります。
もちろん、だからといって傷心しきっている人間に対してさらに追い込むような言葉を投げかけることはよくありません。こういうことは本人の感じ方次第なので、言った側と言われた側のそのときの感覚が極端に違うとどちらか一方が傷つかざるを得なくなります。これはある意味ハラスメントに近いです。ハラスメントというものは、言った側に悪気がなくても言われた本人がどう感じるかですのでけいたは出来るだけ落ち込んでいる人に対しては気を付けるようにしています。
そもそも「離婚=悪」ではありません。離婚したからといって逮捕されるわけではありませんからね。よっぽど盗みをはたらいたり、違法薬物におぼれたり、誰かに危害を加えたりする方が悪です。というか犯罪です。だから離婚という出来事そのものは悪いことではないのです。それだけはまず肝に銘じてほしいです(夫婦のどちらか一方が犯罪をおかして離婚したケースは別です)。
みんな結婚初心者
正直、けいたは1回も結婚や離婚を経験したことがない人間に他人の結婚についてとやかく言う資格はないと思っています。離婚寸前までいって何とか関係を修復した経験のある夫婦や初めからお互いの努力によって長年良い関係を築けている夫婦は別です。
そもそも結婚ってみんな初心者です。初婚なのに「実は結婚2回目なんだ」なんて人がいたら嘘つきです。もしくは前世の記憶でもない限りありえません。それなのに世間は離婚に対して風当たりが厳しすぎると思います。誰もが初心者なのに、そして人生にとってとても重要なことなのに、結婚生活を上手く進める方法を学校で教えてくれるわけでもなく、公共サービスで提供してくれるわけでもなく、完全に個人の力量にゆだねられてるにもかかわらずです。
結婚はよく国に例えられますが、文化も法律も違う他国と同盟を結び、荒波にもまれながらも頑張って国交関係を良くしようと努力したものの、結果的に脱退してしまうことだってあるわけです。そんな努力をもっと社会は認めるべきだと思っています。バツイチさんを見かけたら「あの人は、結婚という冒険にチャレンジをした勇敢な人なんだ!」と。
離婚したことを告げてギクシャクしたらそれまでの関係
あなたに原因があったんじゃないの?と言ってくる人がたまにいます。本当にたまーにですが。もちろんそれは否定できません。結婚している時点でお互いがお互いを選んでいるわけなので100%どちらかが悪いということはありません。でも、離婚経験者にそういう自覚が既にあるのであれば、当事者をそれ以上叩く必要もありません。
けいたは自分の離婚を必要以上に悪く言う人に対してはそれまでの関係だったと割り切るようにしています。これは別に異性だけに対して言っているわけではなく、同性の知り合いにもそう思っています。もちろん女性にバツイチを告げて相手が引いてしまったりしたときも、縁が無かったんだなと思うようにしています。
若いうちは離婚経験者に対して抵抗があっても、年齢を重ねていくと、人生そんなこともあるよね・・・と思えるようになるみたいです(けいたの職場のお姉さま情報)。バツイチを告げて関係が悪くなるようであれば、その相手自体がまだ未熟か、自分との相性が元々悪いかのどちらかだと思っています。
結局、夫婦の関係は100組いたら100通りのパターンがありますので、色々言ってくる人たちの感覚と自分自身で感じていることが一致する確率はゼロに近いです。そのため、離婚のことを第三者に100%理解してもらうことなんて不可能です。仮に自分に100%非がなかったとしても、それを第三者に説明して理解してもらうのは不可能です。そんなことしたってあまり意味もありません。
つまり、バツイチどうこうで人間性を判断している時点でその人とは友人・恋人・その他諸々含めてそれまでの関係だったということです。それを無理して関係を深めようとするとかえってさらに傷口を広げてしまいます。
淡々とした接し方が結局一番良かった
今思い返せば離婚後のけいたの精神状態はかなり敏感で壊れやすくなっていたように思います。なので、当初は自分のことを慰めてくれる人が良いと思っていました。でも、次第に慰められたところで自分の心は回復しないことにも気づきました。「辛かったね、大丈夫だよ」などと慰められているときはとても安心した気持ちになるのですが、頭の中はネガティブなことでいっぱいですので、その精神状態自体を振り切れていません。
慰められたところでいつまで経っても離婚という出来事からは立ち直れていませんので、結局慰めてくれた人としか会話をしなくなりますし、そういう人に対して依存してしまうことになります。人間、優しいことだけが良いわけではありません。
では、結局何が一番良かったか?それは、何事もなかったかのような接し方でした。昔からの友人や職場の知人などが何事もなかったかのように今まで通り接してくれたとき、一番心が安らぎました。
例えば、
えー、離婚したの!?びっくり!
ま、色々人生あるよね!ところでさ・・・
みたいなことを言ってくれたときです。いや、軽すぎ!(笑)とけいたははじめ思ったのですが、「あれ?離婚って大したことではないのかも?」なんて思い始めたのも事実でした。
また、
離婚かー、
俺も去年父親が亡くなって大変だったよ~
ま、今も大変なんだけどね、あはは(笑)
と、けいたの離婚は小さな出来事と言わんばかりに自分の不幸を笑い飛ばしてる人なんかに対しても同じような感情を抱きました。そのときはあまり何も感じなかったのですが、後になってすごく有難みを感じました。
その人にとっては他人事だったので、そういう反応をしただけと言ってしまえばその通りなんですが、けいたは離婚という事実を深刻に受け止め過ぎていたせいで、自分で自分の首を絞めていたようにも思います。そういうことに気づかせてくれた友人・知人には感謝の気持ちでいっぱいです。でも、本人たちにはそんなつもりがないので(笑)、彼らがつまづくようなことがあれば、同じような態度や反応で感謝の気持ちを示したいと思います。
良いことも悪いことも必要以上に大げさに受け止めるのではなく、淡々と過ごすのが何事も一番いいのかもしれません。これは努力しなくても時間が経てばそういう思考になっていきます。