30代バツイチ子なし男の離婚後の気持ちの推移

こんにちは!今回はバツイチ子なし30代男性であるけいたが離婚後どのような気持ちを抱き、どのような行動をし、またそれが時間の経過とともにどのように移り変わっていったのかについて書いてみたいと思います。今まさに離婚を考えている方や離婚直後の方は気になるテーマではないでしょうか。

けいたは離婚して10ヶ月〜1年くらいはなかなか気持ちが落ち着かずに情緒不安定でした(笑)。これは後から気づいたことですが、子供がいなかったので離婚というよりは大失恋をしたような気持ちに近かったと思います。また、離婚したことによって結婚に向いていないダメ人間なんじゃないか・・・みたいなとてもネガティブな感情にも囚われていました。

結婚なんて所詮人間が作った紙切れ一枚の契約なんですけどね。元々他人だった人と少しだけ一緒に暮らして、また元の他人同士に戻っただけなので、泥沼離婚に比べたら自分なんてまだマシだったと今では思えるようになりましたが、当時は「もう人生終わった・・・」なんて考えてしまっていました。そんな気持ちの浮き沈みを数ヶ月ごとに紹介したいと思います。

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目次

離婚直前

半年ほどほとんど夫婦間での会話がなく、家庭内別居状態。久しぶりに会話をしたと思ったら話題は離婚についてでした。けいたもずっと考えていたことであり、率直にこれからの人生についてどう考えているかを伝えたところ、全く理解し合えそうになかったことがこの時判明します(結婚前に話しておくべきでした!)。さらに、この時期に謎の発熱に何度か襲われ、2、3日寝込んでしまったこともありました。既に寝室は別だったため、部屋で一人で戦っていました。一人でいるときの孤独感より、二人でいるのに感じる孤独感の方が圧倒的に辛かったことを今でも覚えています。

その後、協議離婚にお互いが同意し、財産分与額だけを精算することに。けいたは一緒に住んでいた家を出る立場だったため、すぐに新居を探し初め、目の前が公園でなんとなく癒やされそう・・・と直感だけで決めた木造のボロアパートに即入居します(笑)。とにかく急いで新居を見つけなければならなかったため仕方ありませんでした。

そして、財産分与や新生活諸々のために総額350万円ほどを一瞬にして失います。引っ越しなども全て一人で行ったため、このときは精神的にも肉体的にも本当に大変でした・・・。大変過ぎてあまり記憶がないくらいです(笑)。

離婚1ヶ月後

新居での環境を整える中、荷物や財産分与の話など業務連絡のような乾いたLINEのみを元妻と何通かやり取りし、全て清算が完了。職場への連絡、住民票の転出・転入など、忙しい日が続きます(でも苗字の変わる女性の方がこの手続きは大変だと思います)。

元妻からは最後の最後まで嫌味を言われました。やっぱり一緒にはいられなかったんだなと実感します。それでも少しでも好きでいてくれた時間があったということに感謝の気持ちが全く無いわけではなかったので「少しの間だけだったけれど、一緒にいてくれて今までありがとう」とだけ伝えました。これに対してもさらに嫌味を言われたため、それから一切の連絡を断ちました(笑)。これは人によって感じ方が違ったり、別れ際のお互いの空気感にもよると思いますが、おそらく元妻はこのタイミングで感謝の気持ちを言われたことに違和感を感じたのだと思います。

そして、人生の再スタートを切るために元妻との思い出の品や写真などを全て廃棄&削除し、新たな生活を頑張ろうと決心します。

離婚3ヶ月後

このときまではとりあえず新しい生活に慣れるまで必死でした。でも、なかなか離婚した実感が持てず、とにかく自由になったので結婚してから疎遠になっていた友人たちに連絡を取って会いにいったりしていました。逆にけいたの離婚を知った昔の友人もアウトドアに誘ってくれたりしていました。このときは何だか精神的にもよくわからないフワフワした状態でした。仕事も猛烈に忙しく、国内外を含めた出張も多かったので、とにかく目の前の業務をこなすことだけに集中していたように思います。

元妻とは離婚後1ヶ月で全く連絡をとる機会がなくなったので、このタイミングで連絡先を削除します。職場も違ったこととけいたが別の都道府県に引っ越したので、この日からもう二度と連絡を取ったり会ったりすることはありませんでした。

離婚6ヶ月後

こちらにも書きましたが、離婚後半年が経過し、ようやく再スタートした2回目の独身生活にも慣れ始めたころ、出張後一人で帰宅したことが引き金となり、突然食欲不振に陥ります。1ヶ月ほどまともに食事を取れない状態になってしまい、精神的などん底を味わいました。おそらく他人からしたら大したことはないだろうと軽視されていたと思いますが、精神的な辛さは本人にしかわかりません。「そんなことで・・・」と他人が思うようなことであっても本人の感じ方が重要なのです。「アレ?俺ってこんなに繊細だったかな?」と人生で初めて思いました。本当に死ぬかと思いましたし、今までストレスで病むなんて自分はない!と思い込んでいましたが、どんな人間でもそういう状態になり得るということを身をもって体感しました。

このタイミングで離婚後のストレスが一気に降り掛かり、なんとなく我慢していたものが全て表面化し始めていました。半年間は無意識のうちに気丈に振る舞っていただけで、気付かないうちに溜まった将来に対する漠然とした不安や嫌だった記憶などが一気に溢れ出していました。今思い返せばですが、このとき初めて「ああ、本当に離婚したんだな」とようやく離婚という事実を実感します。

この頃、職場で健康診断があり、体重が10キロ近く減っていることを知ります。元々平均的な体重だったのですが、年配の女性看護師さんから

お兄さん!やったね!ダイエット成功!?

なんて笑顔で言われました。こっちとしては死にそうな精神状態だったんですけどね(笑)しかも、ダイエットって、もともと平均的な体重なのに、そこから痩せたら「ガリガリやん!」と一人心の内でその女性に突っ込んでいました。

離婚9ヶ月後

離婚後半年から1年の間は友人の結婚式や出産報告が相次ぎ、「取り残された感」が凄かった時期でもあります。劣等感のようなものを常に抱いていました。また、離婚後半年くらいまでは友人が色々と気を使ってくれて土日に会う約束も多かったのですが、既婚の友人も多かったため段々とお誘いも減り、土日の暇な時間が増え始めます。

こちらにもまとめていますが、この頃に婚活を開始します。相当焦っていた時期です(笑)。とりあえずポッカリと空いた心の穴を誰かに埋めて欲しい!と恋人探しに躍起になっていました。友人から誘われた合コンにも全て参加をしていました。とはいえ、いざ色んな女性に会ってみると慎重なりすぎてしまったり、張り切りすぎてクタクタになってしまったりと散々な婚活でした。そのため、すぐに終わってしまいます(笑)。無茶苦茶恥ずかしいです・・・(笑)。

それでどうやって気持ちを落ち着かせてたかと言うと、仕事に打ち込みまくっていたのはもちろんのこと、暇な時間を利用して日記をつけ始めます。けいたの場合、これがとても効果があったようでだいぶ気持ちが楽になりました。「こうあるべきだ」みたいな固定概念に囚われ過ぎてしまっていたので、そういうことを一つずつ剥がしていく・・・そんな時期でした。

この頃から少しずつ気持ちが持ちついてきたので「何か新しいことでもしてみようかな?」なんて思い始めます。このブログもその一つです。

離婚12ヶ月後

離婚から丸一年。なんと昇進が決まり給料が大幅にアップします!あれだけ精神的にボロボロで仕事に集中できていたかどうか怪しいにも関わらずです。正直けいたを昇進させたやつはアホなんじゃないかと一瞬思いましたが(いや一番アホなのはけいたです)、おそらく、離婚をして落ち込んだり、がむしゃらに愚直になったりしていたけいたを見てくれていた上司がいたんだと思います、というかそう思うようにしています。本当にありがたい話です。頭が上がりません。

それと同時に離婚時に財産分与で失った金額を丸々貯金することに成功します。失ったという表現は間違いで、正確には不公平が生じないように精算しただけなんですけどね。でも、けいたはこの一年間は預金口座を全く見ていなかったのですが、久しぶりに見た時に、一年前に消えたお金を取り戻していることを知り、かなり得したような気持ちになりました。

最終的に落ち着いたのは1年半くらいしてから

最終的に元の精神状態に戻ったのは離婚後1年半くらいしてからでしょうか。この間に友人や職場の上司が女性を紹介してくださったりしたのですが、特に発展することなく知り合いで終わるなんてことも少しだけありました。また、この時期から趣味を通じていろんな女性と遊びにでかけたり飲みに行ったりする機会も増え始めました。

焦って婚活をしていたころは、無茶苦茶失礼な話ですが、出会った全ての女性を恋愛対象になるかどうかで値踏みしていました。でも、このころは男性も女性も関係なく、一人の人間として接することができるようになります。離婚するまでは当たり前にできていたんですけどね。そんな当たり前のことすらも離婚という経験を経てできなくなっていたことにもこのとき気づかされました。

色んな女性と話をしていると、自然に会話の盛り上がる人とそうでない人がいて、一緒にいて楽な人ってこういうことか、と学びます。20代の頃はとにかく可愛くて楽しければ良かったところがありましたが、やはり会話の相性やお互いの空気感というものも凄く大事だということに恥ずかしながらいい歳こいた大人が気づかされました。

そうこうしているうちに、離婚を経験したという事実そのものを忘れる機会が増え始めます。もし、元妻との間に子供がいたら違ったのかもしれませんが、けいたの場合は元妻との関係を思い出すような要素を全て捨てていたので(自分の頭の中にしか元妻の情報が残っていない)、それさえ時間とともに消えていけば自然に結婚や離婚を考える機会が減っていきました。

あれ?俺って結婚してたんだっけ?

そんな風に思うようになりました。

もちろん、自分が改善すべきところは忘れてはいけないので、そういうポイントについてはメモに残して後から自分一人で見返せるようにしておきました。

現在は離婚して二年以上が経ち、それなりに恋愛を楽しむ余裕が出てきましたが、そんなことについてもそのうちこのブログで紹介していきたいと思います。

こんにちは!めちゃくちゃこのブログの更新頻度が下がってしまって、人間いい加減なものだなと実感しているけいたです! 初めのうちは、週1...
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コメント

  1. のり より:

    初めまして。
    私も男で今月離婚します。
    来月小学生のと4歳2歳の3人子供がいます。
    全員妻が引き取ります。
    DVや浮気等、法に触れる事は一切しておりませんが
    妻がもう我慢出来ないとの事で離婚に至りました。
    原因は私の思いやりのなさに我慢をさせ続けた上に
    去年の喧嘩の最中に妊娠を告白されて、私も感情的になっていて
    言ってはいけない一言を言ってしまいました。
    その時は何とか持ちこたえたのですが、年末にまた喧嘩をしてしまい、
    そこで妻の我慢の限界に達してしまいました。
    又、妻も言葉数が多くなく喧嘩しても会話にならずラインで喧嘩をしてしまい
    収集がつかず、毎回嫁の母親が喧嘩に口出ししてきたりと、やってはダメな事ばかりでした。
    妻も離婚届を出す日を教えてくれず、家を出て行く日も教えてくれず、、、
    3月中には離婚届も引っ越しをするのはわかってるのですが、辛すぎて、、、
    そんな時インタネーネットでこちららのブログを見つけて毎日みさせていただいてます。
    知り合いには離婚経験者が少なく、ついコメントを送ってしまいました。

    • けいた より:

      のりさん、コメントをいただきありがとうございます!また、ブログをご覧いただき重ねてお礼申し上げます!大変励みになります!ちょうど離婚されるとのことで状況をお察しいたします。渦中のときは大変お辛いかと思いますし、しばらくは複雑な心境で過ごされるかと思います。エネルギーを使い果たしてしまっているかと思いますのでまずはゆっくり無理せず休まれることをおススメします。

      でも、これだけは言えるのは遅かれ早かれいつかは必ず「離婚してよかった!」と思える日が来るということです。感情的になって酷いことを言ってしまったとしても、それはどちらか一方が悪いという話ではなく、お互いの関係性や相性に原因があるのだと思います。そもそも、関係が良好であれば酷いことを言い合うことなんてありませんし(仮に言ってしまったとしても話し合いで解決できる)、言葉数が少なくラインでしか意思疎通を図れないという時点で夫婦関係は終わってしまっている気がします。

      人によって離婚から回復するまでの期間は様々ですが、個人的には人として成長できましたし、世界観が変わったともいっても過言ではないほど自分にとって良い経験だったので、のりさんもそのように思える日が来ることを心よりお祈り申し上げます!繰り返しになりますが、離婚は単なる通過点ですので本当に絶対に大丈夫です!

      • のり より:

        けいたさん

        ご返信ありがとうございます。
        けいたさんのブログを網羅したんではないかというくらい拝見させていただいております(笑)
        率直に感じたのは失敗や間違えをしても、そこにしっかり目を向けて反省して次に活かせる
        お人柄なのだと感じました。人徳者のように感じました。

        比べて私は本当に好きな事しかしてなかったと思います。
        仕事以外の全てを妻に任せて我慢させ続けて、私もそれに悪意がなく普通と勘違いしており
        それで結婚生活が成り立ってると思っておりました。
        結婚はしてるけど、独身と同じ、行動、考えをしていたと本当に猛省する日々です。

        ただそれでも、けいたさんからいただいた言葉でお互いの関係性、相性の問題はあったのだと思います。
        けいたさんの別のブログであった縁あって結婚して縁がなくて離婚した。
        という言葉が心に残ってます。

        自分は大した人生経験を歩んできておりませんが、離婚は自分の人生で一番心をすり減らして
        色々な寂しさや色々な不安等の色んな負の感情が混ざり合って漠然とした不安としてのしかかってきて、人生で一番キツイ出来事ですが、だからこそかもしれませんが、けいたさんのブログや返信が本当に心強く感じており人生で一番救われてるかもしれません。
        今後もブログの拝見やコメントをさせていただければと思っております。

        • けいた より:

          のりさん、コメントありがとうございます。網羅までしていただき本当にありがとうございます!なんだかお恥ずかしいです。
          猛省されているとのことで、大変素晴らしいと思います。でも、あまり自分を責めすぎなくても大丈夫ですので反省の自覚がある時点でもう十分かと思います。
          離婚は客観的に見ると決して悪いことではありません。そういう関係性だったというだけです。世の中もっともっと出会ったことのない色んな人がいて世界は広いので心機一転新たな人生を楽しめる日が来ることを心よりお祈り申し上げます。

          • のり より:

            けいたさん

            こんにちわ。
            ブログ更新を心待ちにしております(笑)
            自分の場合は子が3人いるのですが、
            妻からは子供に優しくしないでほしいと言われていて、少しづつ距離をとってるつもりなのですが、今月中に出ていく事は確定していて、おそらく来週の自分の休み前に出ていくと思うので昨日、今日が自分の休みで1日一緒にいれる最後の日だと思います。
            子供達も薄々気付いてるのか母親お構いなしでパパである自分と2日間ずっと一緒にいます。
            もう来月からは子供と一緒にいれないんだと感じながら子供達と接してる時間が本当に辛いです、、、
            何とか面会交流権は確保しようと思ってますが、妻は会わせる気がないと思います。
            そんな普通決めるべき話し合いもせず離婚です。。。
            気持ちの出し場がなくまたコメントさせていただきました。