離婚によって失うもの・得られるもの

こんにちは!バツイチ30代子なし男のけいたです!今日は離婚によって失うものと得られるものについて書きたいと思います。おそらくこのブログを見ていただいているのは既に離婚を経験された方、これから離婚を考えている方かと思います。けいたの場合、子どもがいなかったのでお子さんがいらっしゃる方にとってはあまり参考にならない可能性がありますが、あくまでも「けいたの場合はこうだった」と捉えていただければ嬉しいです。

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目次

離婚によって失うもの

自分に対する自信

離婚によって失うものはずばり「自分に対する自信」だと思います。

離婚後は、人を見る目がなかったのではないか、自分は結婚生活を維持するために努力できない人間なのではないか、積み上げてきたものを壊してしまうような欠陥人間なのではないか、などついついネガティブなことを考えてしまいがちになります。

こういった自信損失から、次の恋愛にも臆病になります。次に好きな人ができたとしても「バツイチだから問題アリと判断されるのではないか」という考えが頭をよぎり、異性に対して積極的になれなくなります。

でも、実際には色んな人と話をしてみると、自分が思っているほど他人はバツイチを気にしていないことがわかります。

精神的な後ろ盾

不思議なもので、あれだけ毎日のように喧嘩を繰り返していた相手であっても、万が一何かトラブルが起こったときに嫌々ながら助けてくれていたかも?と思うと、そういう後ろ盾を完全に失ってしまったことになります。これは結婚していたときにはなかなか想像できないものです。けいた自身も離婚して初めて気付きました。

でも、結婚していたころを思い出して、配偶者が精神的な後ろ盾になっていたかと言われると必ずしもそうでなかったな、とけいたは思います。もちろん一番身近な人間なのでそうである可能性が高いはずですが、物理的な距離=心理的な距離にはなりませんので注意が必要です。

お金

これはけいたの場合、特に当てはまりました。こちらの記事でも書きましたが、けいたは財産分与で一気に大金を失いました(失ったというより返した?と言ったほうが適切かもしれません)。結婚していると表面的には二人のお金は二人のものです。でも離婚をするとそれが折半されますのでお互いに損がないようにプラスマイナスされます。二人のものが一人になりますので、それだけでも数字上では大金が減ることになります。

離婚によって得られるもの

他人に対する謙虚さ・優しさ

一方で得られるものもたくさんあることに気づきました。けいたの場合、最も大きかったことは「謙虚になれる」というものでした。

結婚していたころのけいたは、生涯未婚時代と呼ばれる昨今、既に相手を見つけた勝ち組としての意識が多かれ少なかれあり、結婚していない人に対して少し優越感を抱いていました。そんな当時まだ結婚をしていなかった彼ら彼女らはけいたが離婚をしたころにベビーブームを迎え、今では父親や母親になっている人がほとんどです。これに関しては相当自分を責めました。なんて浅はかな考えでいたのかと・・・。

このことがあってからは、たとえどんな人生を歩んでいようと信念をもって誠実に毎日を過ごしている人に対してはとても謙虚に接するようになりました。人には本当に多様な生き方があるため、自分の価値観だけでその人を評価できないことを学びました。

そういう考えでいると、不思議なもので失った自信も徐々に戻ってきます。これは、ただ根拠のない自信だけがあって、傍若無人に振る舞うようなものとは少し違います。世の中の見え方が変わると言った方が良いかもしれません。

「過去の自分には少し至らない点があったかもしれない、でも、これからはこう過ごして良いのか!」というように今後の自分の仕事や生活に対する取り組み方や人に対する接し方に自信を持てるようになります。

精神的な強さ

これもけいたにとっては大きな収穫でした。離婚はする前もした後も精神的に辛い時間が長く続きます。この期間は本当に苦しかったです。でも、人間誰しも苦しい時期を乗り越えるととても強くなります。この強さというものは、辛いことがあっても鋼の精神で耐えることができる・・・というものではなく、どちらかというと何事にも動じないような心の柔軟性を身につけられる、と言った方が良いかもしれません。

何か上手くいかないことがあったとしても、「もともと人生なんて上手く行かないことの方が多い」と、どっしり構えられるようになります。勘違いしてはいけないのですが、これは「どうせ上手くいかないから」という諦めではなく、失敗に対する心の準備が常にできている状態なんだと思います。そうすると面白いもので、他人の失敗に対してもどっしりと構えられるようになります。また、上手く行かないことが前提になっていますので、逆に上手く行ったときは喜びが倍増します。大袈裟ですが、けいたにとってこの発見は驚きでした。

結婚も離婚も経験したから今の自分がいる

そんなふうに思えるときが必ず訪れます。人によっては自分に不幸が降り掛かったときに他人を妬んだり、「どうして自分だけ・・・」と卑屈になることもあるかもしれません。けいたも離婚した直後に友人の結婚報告や出産報告などが相次いだため、自分だけ置き去りにされたようなとてつもない孤独感と将来に対する重い不安に襲われました。また、自分は結婚に向いていない欠陥人間なのではないかという考えに囚われていました。

しかし、素直な気持ちで自分を顧みると、離婚したことによって自分の至らない点に気付くことができましたし、そのおかげで今まで出会ったきた人だけでなく、これから新たに出会う人に対しても一人ひとり丁寧に真摯に向き合うようになりました。自然に相手に感謝の気持ちを伝えることができたり、誰かに対して何かをしてあげたときに全く見返りを求めないようにもなりました。この「無償の行動」というのは本当に大事で、人間誰しも他人に情けをかけると、無意識のうちについ自分への見返りを求めがちですが、何も求めなくなると人に対して自然体でいられるようになります。

そんなこんなで気がつくととても優しい性格になっていたようで、いろんな人から悩みを相談されるようになりました。順調な結婚生活を続けていたら、もちろんそれはそれで素晴らしいことなのですが、このように生まれ変わった自分と出会うことは絶対になかったです。

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