こんにちは!早くコロナウイルスが落ち着いてほしいと願いつつも、果たしてその頃にはもとの生活に戻れるのか怪しいと感じているけいたです!(笑)
さて、今日は20代から30代の比較的若いうちで離婚する夫婦のありがちなパターンについて書きたいと思います。とはいってもこれは大量のアンケートをとったわけではありませんし、離婚カウンセラーみたいなことを普段からしているわけではないので、あくまでもけいたの周りの離婚の話や友人・知人から聞いた話に過ぎないことを初めにお伝えしておきます。
ただ、そんな少ないデータながら若いうちの離婚って意外と似たパターンがあるのかも!と自分なりに気づいたことがありますのでいくつかご紹介したいと思います。ちなみに、ここでいう若いうちの離婚というのは20代後半くらいから30代前半くらいで離婚することを指しています。
目次
そもそも結婚する時点で少なくともどちらかがそれほど相手のことを好きではない
これ・・・実はめちゃくちゃ多いです(苦笑)。もちろん、それほど相手のことを好きではないのに結婚するためには理由が必要です。そしてその理由は千差万別ですが、
別れる理由がなく、
お互いに結婚を意識する年齢になったから
というパターンが多いように思います。これは特に喧嘩などの衝突を避けたがる人に多いような気がしています。例えば、学生時代から付き合っていた恋人がいたとします。あるいは社会人になって間もないころから付き合っていた恋人でもいいでしょう。男女のいずれか一方がもう一方に猛烈に惚れ込み、付き合っていたならまだいいと思います。
でも、なんとなく一緒にいる時間が増えてなんとなく付き合った場合、別れる理由がないからダラダラと関係を続け、20代後半くらいになった頃になんとなく周りが結婚し始めたと同時に自分も結婚を意識してそのまま結婚する、、、そんなパターンがあります。二人の人生がどうかとか二人の相性がどうかとか、そんなことよりも結婚という形式を優先してしまうパターンとも言えるかもしれません。特に女性の場合、出産年齢を考えて「今の彼氏のことはそんなに好きじゃないけど、悪くもないから結婚しとくか」みたいなことをよく聞きます。
もちろん、なんとなく一緒にいる時間が増えて・・・というのは縁があったからそうなったわけですし、一緒にいる時間が増えてもお互いに違和感を感じなかったわけなので相性も悪くなかったのだと思います。なので、同じようなケースでもけいたの周りには今のところうまくいっている夫婦がたくさんいます。
でも、なんとなく意見が合わないことが多かったり、相手の言動を理解できなかったり、気にしていないふりをお互いがしているだけで、実は傷つけ合っていたり、深いところで気持ちがつながっていない場合もあります。つまり、縁はあって恋人同士にはなったけれど、相性の悪さをどちらかが我慢することで見えなくしてしまっている(誤魔化している)ようなケースです。言い換えれば、付き合っているときから仮面カップルになっているケースです。このような場合、そういうことに「アレ?大丈夫かな?」と心配をしつつも、今から別れ話を切り出して重い雰囲気になるのも疲れるし、自分があまり気持ちを表に出さないことで穏便に済むのなら、このまま別れずにいずれ結婚してもいいかな・・・という心理状態になっていることが多いです。別れる理由がない=漠然と二人の関係に不安は抱えているものの、重い別れ話を切り出すほど原因はハッキリしていないし、そんな勇気もない、というわけです。
そして実際にそのまま疑問を抱えながら結婚するわけです。これは結婚時に既にどちらか一方が我慢をしているため、相当危なかったりします。でも、若いうちは結婚に何が大事かなんて当然わかるわけもなく、まあそんなもんなのかな?とあまり深く考えず、みんなも祝ってくれるし、なんだか新しいスタートでワクワクするし、いいかな?となってしまうわけです。実はけいたもこのパターンでした(汗)。恥ずかしい!!!(笑)
同居を始め、次第にこの疑問が薄れていけばいいのですが、結婚生活はそんなに甘くはありません。付き合っていたころに既に何らかの違和感を感じていたのにも関わらず、それを我慢していたのであれば結婚してから気にならないはずがありません。夫婦生活でどちらか一方が無理な我慢をしてしまっていると、
私はこんなに我慢をしているのに・・・
という不公平感が必ず湧いてきます。その結果、遅かれ早かれいつかどこかで衝突が起きます。そして、「あ、自分はこんなにも相手に伝えるべきことを伝えていなかったのだな」と気づくことになります。
好きなことはスキ、嫌なことはイヤ、とハッキリ相手に伝えられる性格なら良いのですが、悪い意味で優し過ぎる性格の人はこの傾向にあるように思います。こうしてお互いの本当の気持ちをぶつけ合ったときには時既に遅し・・・となるわけです。そして最終的に夫婦は離婚へと舵を切ってしまいます。実際のところ、遅しというわけではなく、単純に確認を怠っていただけなんですけどね。自然体でいられない関係なんて絶対に長続きしません。でも人って面白いもので、恋をしているときには盲目になり、そのことになかなか気づきにくくなってしまうようです(けいたも経験済み・・・(笑))。
お互いの生き方が定まっていないうちに結婚した
これもよくあるパターンです。若いうち、特に20代のうちはお互いの人生の方向性が定まっていないことが多いです。まだ、学生という立場にいることだってありますし、全く別の業界に転職することだってあります。夫婦それぞれを取り巻く環境が大きく変化しやすく、生活スタイル、収入、友人関係などもそれに伴って結婚中に変わることが多いです。その結果、
自分にはもっと良い人生があるのではないか?
と、特に若いうちは思ってしまいがちなのです。この「自分にはもっと良い」というのは結婚にとってはある意味危険な考え方で、自分にはもっと良い仕事、もっと良い相手、もっと良い居住環境などなど、もっともっとを追求しだすとキリがありませんが、今の現状に対して人間は否定しがちになってしまいます。そして結婚生活では今のパートナーを否定的に見下しがちになります。これこそ若いうちにありがちなパターンな気がしています(もちろん塾年夫婦にもあるのかもしれませんが・・・)。
例えば、けいたの後輩(男)にはこんな人がいました。当時、彼は大学卒業後に大手企業の地方営業所に勤務していて、就職後3~4年後を機に当時付き合っていた彼女と結婚をしました。しかし、そこから3年ほどしたときに彼は突然東京の会社へ転職をします。もちろん転職すること自体は夫婦で話し合って決めたことだったと思いますが、結局転職をして2年後にその後輩夫婦は離婚をしてしまいました。
これは彼から軽く電話で聞いたことなので細かいイザコザなどについてはよくわかりませんが、少なくとも転職が大きく離婚に影響したことには間違いなさそうです。以前彼が地方に勤務していたときは、地方とはいえどそれなりに名のしれた大手企業だったため給料も悪くはありませんでしたし、奥さんはこのまま続けば良いと思っていたようでした。でも、旦那であるその後輩は違ったようでした。あるとき、もっと大きな仕事がしたいと同じ業界の別の企業へ転職をしたのです。そして二人で東京へ引っ越しをしたのでした。
収入もさらに増えたのは良かったようですが、仕事量は激増し、二人の時間も徐々に減ってしまったようです。また、奥さんの方は地方でも良いので一軒家が良かったようですが、旦那さんの方はそこまで住む場所を重要視しているわけでもなさそうで、結局都内の分譲マンションを購入したようでした。
こうしてお互いに徐々に方向性がずれてしまい、奥さんの方も新しく仕事を見つけたタイミングで離婚をしてしまったようです。彼らの場合、結婚後に旦那さんの仕事がガラッと変わってしまい、そこからお互いの価値観の違い、人生観の違いなどが目立ってしまい、修復不可能な状態に陥ってしまったようです。特にその後輩は「あいつは向上心がない」などと言って当時の奥さんを見下したような言い方をしていたので、それはさすがに良くないなとけいたも思いました。お互いに見ている方向や描いている景色が全く違うと感じました。
でも、けいたは正直これはある意味しかたのないことかな?とも思っています。若いうちは自分が将来どんな生き方をしたいか?ということをあまり真剣に考えないことが多いからです。もちろん、しっかり考えて行動する人もいるとは思いますが、人生予測不能なことがたくさん起こりますので、「後になってやっぱり」みたいなことがよくあります。そのため、とても流動的に変化しがちでその都度修正を加えながら常に舵取りをしなくてはなりません。夫婦においてもお互いにその変化に対して柔軟に理解し合える関係なら良いのですが、「こんなはずではなかった!」と感じてしまうと、そこから信頼関係の崩壊が始まっていきます。
でも逆に言い換えれば、男女としてお互いにそれほど魅力を感じていないくても人生の方向性という意味でかなり共通点があれば夫婦としてうまくいくことがあります。実はけいたの周りにもこのような夫婦が何組かいます。その夫婦は2人で自分の会社を経営していて、話を聞いているととても男女としてお互いに魅力を感じているようには思えませんが、仕事のパートナーという意味でお互いを信頼しあっているので、旦那さんの浮気が一度バレてしまい、大揉めしたことがあったのですが、結局離婚することはありませんでした。子供も2人いて、最近は会う機会も減ってしまいましたが、おそらく関係は上手くいっているのだと思います。
幸せの基準は人それぞれ
さて、離婚にありがちなパターンについて紹介しましたが、実際にはこれらに限らずもっとたくさんの色んなケースがあると思います。そして、結婚というものは単なる恋愛だけに留まらず、お互いの人生を一緒に作り上げていくものなので歩む方向がズレてしまうと上手くいかないもんだな・・・と改めて実感します。
ただ、結婚に「普通」とか「正解」なんてものはなく、あくまでも二人の問題なので、二人が良ければそれで良いし、二人が良くないと思えば別れることだってあるのだと思います。大事なことはやっぱり、幸せの基準は人それぞれでそれに共感して互いの人生の一部になりたいと思えるか、あるいはなっていけるか、ということなのかなとも思っています。
ちなみに、けいたの先輩に、既にいた婚約者との結婚を目前になって破棄し、小学校の同窓会で再会した同級生と結婚した人がいます。結婚直前に偶然再会した昔の女友達に「私はあなたと結婚するとずーっと思っていた」と言われたそうで、それが決め手となり、どうしてもそのことが頭から離れず、既にいた婚約者やその家族に土下座して誤り、式場や旅行の予定も全てキャンセルをしてその人と一緒になることを決断したようでした。
そして、妻となったその同級生の方はその後鬱病を発症してしまい(この結婚破棄問題が原因かどうかはわかりません)、先輩はしばらく看病をしていたようですが、全く不幸そうには見えませんでした。鬱病を発症しようが何が起きようがその先輩にとっては同級生の奥さんと一緒にいることが幸せだったようで、一見不幸そうに見えることであっても幸せの基準は人それぞれなんだな、とそのときけいたは思いました。
何も障壁がなく、周りから祝福をされて結婚する場合もあれば、反対をされて結婚する場合もあるし、周りから祝福をされても結婚してみたら問題だらけで離婚してしまう場合もあるし、そうなると当然周りから反対をされても結婚後は意外と上手くいく場合だってあり、本当に結婚に正解なんてないんだと思います。その都度その都度、その瞬間を精一杯お互いがいい関係を維持できるように努力しながら、上手く気も抜きつつ柔軟に支え合って生きていくことが大事なことなのかもしれませんね。