はい、こんにちは!失敗しない結婚相手の選び方とか言いながら一度結婚相手選びに失敗しているけいたです!ここでは、「相性が良いとは何か?」「将来ずっと一緒に生活を共にする上でどういう点に注意を払えばいいのか?」ということについて書きたいと思います。けいたは、一度失敗しているバツイチだからこそ、もう二度と失敗しないように慧眼を鍛えてきたつもりでいます。大げさ・・・?(笑)
目次
尊敬できるところが少なくとも一つはあるか
まず、何と言っても相手を尊敬できるかどうかというポイントが一番大事ではないかと思っています。尊敬できるかどうかは人それぞれが持っている基準によるかと思いますが、個人的には「何事に対しても誠実であるか」ということが一番なのかなと思っています。これは、嘘をつかない、他人に親切、人によって態度を変えない・・・などなどです。
こんなことは当たり前、と思っている方も多いかもしれませんが、付き合っているうちは相手に「気を使う」ということがまだ少なからずできているため、このようなポイントが見えにくいことが多いです。つまり無理して自分を演じているケースもあるということです。付き合っているときは凄く良い人だと思ったのに夫婦になって一緒に生活してみたら、嘘ばっかりだったとか、家と外で全然態度が違う人だった、とかは十分あり得ます。
もちろん、完璧な人間がいませんので誰しも必ず欠点はありますし、時と場合によって多少は小さな嘘をついたり、相手によって態度を変えてたりしないと上手く渡れない場面に出くわすこともあります。みんな多かれ少なかれ忖度しながら生きていますからね。ただし、これらが普段から顕著に出てしまっている場合は少し気をつけた方が良いかもしれません。
そして間違ってはいけないことは、
仕事ができる≠尊敬できる
ということです。仕事ができるからといってその人が尊敬できる人柄かどうかは別だということです。もちろん、けいたの周りには人柄が素晴らしいから出世している人もたくさんいますし、その人達のことは尊敬しています。収入だってそれなりにありますし、他人とともに協力しながら物事を進めていくスキルの高い人が多いです。
ただ、単純に仕事ができる人の中には、ライバルたちを蹴落として這い上がってきたという人もいるかもしれません。そういう人達は気づかれていないだけで、実は卑劣なやり方で出世をした可能性だってあるわけです。この点は一緒にいる時間を増やしてみればわかってきます。
また、けいたの職場にはほとんど仕事をしていないのに毎月それなりに給料をもらっているいわゆる「窓際族」のような男性が一人います。けいたは正直、仕事に関して彼のことを尊敬できません。未だにです。でも、ある日たまたま行ったレストランで偶然その男性とその家族を目撃したときに少し見方が変わるような出来事がありました。
その男性には奥さんと娘さんがいるのですが、偶然出くわしたそのレストランで彼は職場で全く見せたことのない笑顔でとても仲睦まじい様子で食事を楽しんでいるようでした。あとで知ったことですが、その男性は家では家事や育児など色んなことに本当に献身的に取り組んでいて、奥さんや娘さんはとても幸せそうにしているとのことでした。仕事では業績が悪くても家ではしっかりと家族に幸福をもたらしていたのです。もしかしたら、仕事と家庭の両立が難しいと早い段階で判断し、本当はとても能力が高いにも関わらず家庭を優先しただけなのかもしれません。もちろん、職場の人間からしたら迷惑を被っている人もいると思いますし、真実はわかりませんが、結婚相手の尊敬できるポイントというのは、必ずしも仕事上での一面だけではないんだということに気付かされました。
人生における優先順位が近いかどうか
これも物凄く大事です。特に人生における優先順位として挙げられるのは、
- 仕事のこと(続けたいか、転職したいかなど)
- 住む場所のこと(都市部か郊外か田舎か、一戸建てかマンションかなど)
- 子供のこと(欲しい欲しくないか、欲しいなら何人か、大学まで行かせたいかなど)
- お金のこと(家計をどう管理するか、何に使うか、貯金はいくらためたいかなど)
- 両親のこと(同居するか、介護は必要か)
- 家事のこと(どう分担するか、やり方はどうするか)
などですが、細かいことも挙げればもっとあると思います。これらの中で優先したいことと多少妥協しても良いかなと思えることは人によって様々だと思います。この点が合わないといくら燃えるような大恋愛をしても結婚すると破綻します。
例えば、顔は物凄くタイプで一緒にいて楽しいとお互いに思っている相思相愛のカップルがいたとします。でも、男性は仕事に集中したいから結婚したら将来彼女には仕事を辞めて専業主婦になってほしい、でも子供は欲しくない、と思っていたとします。一方、彼女は結婚しても仕事を続けて活躍もしたいし、子供も欲しいと思っていたとします。これがもし、お互いが何となく思っていることであって相手のために譲れることなら問題ないのですが、それらに固執してしまっているとあまりにも人生の方向性が違い過ぎてしまいます。
けいたも元妻と付き合っている間は、全くといって良いほどこれらの点について話し合いができていませんでした。今思えば、何となくお互いに合わないことを察知して、あえてそういった重要な話を避けていたようにも思えます。結婚してから話せば良い・・・では取り返しのつかないことになりかねません。そういう意味では、やっぱり恋愛と結婚は違うんだと実感しました。
デリケートな事も含めて何でも話ができるか
これは人によって異なるかもしれません。けいた個人としては、夫婦はどんなことでも話を共有したいと考えていますので、些細なことでも相手に話をしたいし、相手はけいたに話をしてほしいと思っています。もちろん、わざわざ言わなくて良いようなどうでも良いことは話してくれてもそうでなくてもどちらでも良いのですが、家庭に関わる重要なことはまずは配偶者に相談して欲しいと思っています。特に何か辛いことがあったときはなおさらお互いに相談し合って助け合いたいと思っています。
けいた自身もこれについては一度目の結婚で見誤りました。けいたは何でも共有しておきたい派なのですが、元妻は違いました。結婚してから気付いたことですが、もともと元妻はあまり人に相談をするような人間ではなく、家庭に関わることであってもけいたに相談することなく決断して進めていくところがありました。これはもちろん悪いことではありませんし、良いところでもあります。ただ、さすがに知らない間に家を買うことになっていた時には愕然としてしまいました。けいたの知らない間に、元妻とその両親や親戚一同で家を買うことを相談し合っていたようで、けいたに知らされたのはもう契約書にサインと押印するだけというタイミングでした。とても大きな買い物なので事前に少しは相談してほしかったです。
また、色々聞きたいことが出てきたときに、こちらから尋ねてみても「けいたには言えない」と言われることもしばしばありました。特に、元妻の家族や友達のことに関しては頑なに口を閉じてしまっていました。そんなに言えないような秘密なのか・・・と思ってしまいましたが、いつも言われていたのは「わたしとあなたの間にはまだこのことを話せるくらいの信頼関係がない」ということでした。
こちらからそれ以上尋ねることをしなかったということもありますが、結局最後まで話をしてくれることはありませんでした。ただ、信頼関係がないと言われたことはショックなことでした。
もしかするとけいたは当時かなり仕事を忙しくしていたので、それが原因だったのかもしれません。今となってはどうでも良いことですが、けいた自信にも何がしかの問題があったのだと思います。
「無い状態」でも満たされていられるか
おしゃれな高級レストランで食事をしないと満たされない、毎年豪華な海外旅行に行かないと満たされない、相手には仕事も家事もすべて自分の思うようにこなしてくれないと満たされないなど、何かが有る状態でないと満たされないような相手であれば、初めは有る状態を何とか頑張って維持できていても、いずれそれらを失って、無い状態になれば関係は破綻します。
もちろん記念日にはプレゼントをしたり、どこかへ出かけたりすることはとても大事です。でも、それは相手のことをお互いに信頼し合って思いやっているからこそのことであって、そうでなければ何をしたってどこへ行ったって形だけに過ぎず、共有する時間は全て辛いものになります。
けいたの大学時代の先輩に彼女ができてもすぐに別れてしまう40歳未婚の男性がいます。容姿も悪くないし、服装もオシャレにしていて、年収も平均よりは高いです。でも、彼は今まで付き合った人に対して「俺があれだけ色々尽くしてやっているのに彼女は何も自分にしてくれない」といつもつぶやいています。
けいたはそのうちの一人から一度だけ話を聞いたことがあるのですが、彼女が言った一言は、
そういうことじゃない。
でした。どうやら彼は「人は皆何か物を与えられて満たされるもの」だと思っているようで、だからこそ彼女からも何かを与えられ続けないと満たされないようでした。彼女は、「別にそういうことじゃくても安い居酒屋でもお金のかからない近くの公園でも人柄が誠実で話が面白ければ一緒にいたいと思うのに・・・」と言っていました。何かをプレゼントし合わないと維持できない関係は続きません。逆に、お互いに何も与え合わなくても一緒にいて居心地が良いのであれば安定した関係と言えます。そういった関係の中でお互いに何かを与え合うともともと良い意味で期待をしていなかったので喜びはより一層大きくなると思っています。
自分の時間を相手のために使えるか
これって自分はできている!と思っていても実は無意識のうちに相手に何らかの見返りを求めてしまっていて自然にできなくなることがあります。
結婚すると、当然ですが自分の時間を自分のためだけに使えない機会が増えます。単純に家事の量は二人分になりますので今までは自分ひとりのためだけにやっていたことを相手の分までしなくてはなりません。料理は二人分、洗濯物も二人分、掃除も二人分のスペース、というわけです。さらに子供ができたりすると、この量はさらに増えて、自分の時間を配偶者だけでなくもっと大きな家族のために使わなければならなくなります。
仕事だけに集中したい、友達との時間をもっと持ちたい、趣味に没頭したい、ひとりの時間をもっと大事にしたい、などなど結婚したら自分の時間を優先したいと感じることもあるかと思いますが、そんなときでも自分の時間より相手や家庭の時間を大事にできるかどうかも結婚相手を選ぶ上でとても大事なことです。
相手がもし同性だとしても長い間共同生活をできるか
これは我ながらなかなか面白い考え方だなと思うのですが、結婚の相性というものは男女の相性とは少し異なります。結婚の相性が悪いのに男女の相性(お互いのことを異性として好きかどうか)だけで判断してしまい痛い経験をするということは非常に多い気がしています(けいたもこれに該当すると思います(汗))。
恋は盲目とよく言われますが、男女間でお互いが好き好きの状態では結婚のパートナーとして見たら相性が悪くても、そちらに気がいかなくなってしまうものです。「結婚する前は良かったのに結婚したら相手の性格が変わった」なんてことも時々聞きますが、これも原因は同じではないかと思っています。
そんなときは今付き合っている恋人に、「仮にその人が自分と同じ性別だったとしても長時間一緒にいられるだろうか?」と考えてみると良いかもしれません。その人の本当の性格に着目することになりますので、異性としては好きだとしても同性の友達としてみれば無理かも・・・ということになる可能性だって大いにあるわけです。家族同士でも相性が悪くて犬猿の仲になることもあるくらいなので他人であればなおさら相性が合わない確率は高まります。一度、このような見方をしてみると相手の本質が見えてくるかもしれません。