こんにちは!けいたです!最近順調にこのブログを更新しつつありますが、また三日坊主にならないように気をつけたいと思います!毎日更新するのは無理でもせめて1週間に1〜2回くらいは記事を書けたらと思っています(自信無し・・・)。
さて、今回のテーマは離婚したときに与える子供への影響です。けいたは子なし離婚をしたので当てはまらないのに「なぜ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それに近いことを大昔に経験しているため、少し記事にしてみることにしました。
実は、けいたの両親も離婚しています。もう20年以上も前の話なのでほとんど記憶にも残っていませんが、なんとなく寂しい気持ちになったのは覚えています。
目次
両親の離婚
ある日、小学6年生だったけいたは突然母親から呼び出され、向かった先は自家用車の助手席でした。そしてとても深刻そうな顔で、
お母さん、もう駄目かもしれない・・・
そう言って、父との関係が悪いことをけいたにゆっくりと・・・でも、しっかりと説明してくれたのでした。どちらかの浮気などではないことはわかっていたのですが、子供ながらに何となくお互いの人生の方向性が違っていることは理解できました。
けいたは4人兄弟の2番目で上に兄、下に妹2人がいるのですが、兄は当時高校に入ったばかりで色々と忙しく思春期だったため母にとっては少し話かけづらいところがあったようでした。下の妹たちはまだ幼く、思慮分別もつかないと思ったのか、けいたの意見を最優先にしたいと言われたのでした。
そんなこんなで、
もし、けいたが嫌だと言えば私は我慢するけど、そうじゃないのならあなた達こどもを連れて家を出る。
と相談を持ちかけられました。
責任重大過ぎます・・・(汗)でも、そう言われたけいたは我慢をしてこのまま嫌々一緒に生活するくらいならいっそのこと思い切って別れた方が良いのでは?とだけ言い、意外にもあっさりしていました。高学年とはいえまだ小学生だったにも関わらず我ながら思い切ったことを言ったなと思っています(汗)。もちろん大泣きしましたが。
当時の母は40代前半。熟年離婚と言うにはまだ早く、ずっと専業主婦だったため突然4人の子供を連れて飛び出し、ゼロから新たな生活をスタートさせるのは並大抵のことではなかったと思います。
まだ幼い2人の妹を連れて5人で部屋探しから始まり、決まったのはとても狭い賃貸のアパートでした。このときいつもはクールな兄がだいぶ助けてくれました。初めの数年は母もいくつか職を転々とし、ハラスメントなどとても辛い職場も経験したりもしていたようですが、離婚後2〜3年したころには正社員の仕事を獲得していました。貯金を切り崩しながら半分自転車操業のような生活をしていたので当時の母は相当キツかったと想います。学校から帰宅すると、ときどきトイレで嘔吐していた時期もありました。普段子供の前では毅然と振る舞っていたものの、実際はかなりのストレスだったと思います。
でも、徐々に精神的にも安定してきたのか、仕事が落ち着いたころ母には彼氏ができていました。おそらく五十路を目前にしていたころだと思います。そして一番下の妹が自立したタイミングで再婚しました。今ではどこへ行くにも一緒で壮絶な離婚後の生活を知らない人からするとオシドリ夫婦に見えると思います。息子からすると信じられないくらい幸せそうです。
子は勝手に育つ…でもどれだけ愛情を受けたかによる
けいたは両親の離婚に伴い小学生のころ父親と離ればなれになってしまったわけですが、父との関係は良好ですし、母との関係も良好です。もちろん両親同士は離婚後全く会うことはありませんし、当時はなんでこんな理不尽な悲しい経験をしないといけないのか、と思うこともありました。でも自分の親を恨むことはありませんでした。
これはなぜかというと明確に「けいたは親から愛情を注いでもらった」という記憶があるからです。特に子供の頃にどれだけ親から無償の愛情をもらうかということが大事だと思います。
当たり前ですが子供は弱いです。弱いからこそ幼いころは絶対的な親を求めます。そんなときに最後の砦として親が守ってくれたという経験は子供を将来強い大人に成長させくれるような気がします。
けいたが両親に会うのはせいぜいお盆と年末年始の年2回程度です。そのため、普段あまり話すこともないのですが、自分が仕事などで大きな決断をするときに必ず背中を押してくれるという自信があります。
これはけいたが離婚する際も例外ではなく、当時けいたが母親に離婚の連絡を入れたところ、
私は一切口を出さないから二人で決めなさい。でも何があろうとどんな結末になろうとあなたの決断を否定しないし影で応援してるから自分を責めることだけはしないように。
とだけ言われました。実際、けいたの両親は一切口出しすることは無く、結果だけ報告して終わりました。
子供が成長する過程では必ずと言っていいほど挑戦しなければならない場面に出くわします。このとき、誰でも未知の領域へ入っていくわけですので皆不安に駆られます。でもその挑戦に対してどんなことであっても称賛し、肯定し、そっと応援してくれるという存在は一番の強力な精神安定剤になります。こうして少しずつ一歩ずつ前に進んでいけるわけです。
このとき重要なのは、親が代わりに何か行動してしまうのではなく、あくまでもそっと応援だけしているということだと思います。そして、子供に「自分は誰かに必要とされているんだ」と思ってもらうことが大事だと思っています。それが結果的に自己肯定感へとつながり、自信へとつながります。自己肯定感を持っている人間は否定をされてもそれを認めて改善する心構えができていますし、一人であってもあまり孤独感を感じることなく新しいことをどんどん吸収していって前進していくことができます。
一方、ネグレクトと言われるような育児放棄をある一定期間受け続けた子供や親から虐待を受け続けた子供などは愛された経験がないため、逆に他人に対して愛情を求め過ぎてしまう傾向にあると思います。その結果、アダルトチルドレンのように居場所のない孤独感に苦しみ続けます。自分は誰からも必要とされていないんじゃないか・・・という不安にも襲われます。
なので、けいたにとっては両親が離婚したかしていないかは関係なく、両親が仮に離婚してしまったとしても無償の愛情を注いでもらっていればそれなりに逞しく育ちますし、逆に言えばいくら両親が仲良くても子供に愛された経験がなければそっちの方が問題だと思っています。
両親が離婚すると子供も離婚しやすい?
これはあながち間違っていないような気もしています。なぜかというと、以下の理由があるとけいたは思っています。
- 両親が離婚した家庭で育った子供は「早く大人になって自立しならなければ!」という自覚が強いため、自分の家庭を急いで作ろうとする
- 幸せになる事にあせりがちになる傾向があり、幸せ=家族という先入観があるため、温かい家庭を築くことにこだわり過ぎて逆に空回りする
- 上記の理由で若い時に勢いにまかせ結婚しがち
- そして離婚しても何とかやっていけると両親を見てわかっているので離婚に対して恐怖心があまりない→そして結局後で悩む
シングルマザーの方々へ
シングルマザーの方々は子供に対して自責の念があるかもしれませんが、個人的には決してそんなことないよ!と言いたいです(シングルファザーも)。お母さんが子供にしっかりと愛情を持って接していれば子供は勝手に育ちます。もちろん子供がまだ小さいときには世話が必要ですが、ある程度大きくなってくると上記のように子供の挑戦を影でそっと応援するくらいで良いと思います。
もちろん思春期に入ると少しギクシャクすることもあるかもしれませんが、それと離婚は関係なく皆経験することです。子供は「自分は誰かに必要とされている」という意識があれば辛いことがあってもそれを跳ね除けて前に進む強さを自然に身に着けていきます。そう思わせることができるのは最も身近な存在である親しかいないので、そのような無償の愛だけをしっかり注いでいれば母子家庭だろうがなんだろうが子供はしっかり逞しく育ってくれます!だから心配しないでくださいね!